挽家を始めるまでの経緯
大学院を卒業後建設コンサルタントに入社しましたが約1年半で退社しました。
忙しい時、何もない自然の中でのんびりしたいとよく思いました。
その思いが現在の挽家を造る上での原点の一つになっています。
ふるさとに帰り、何か自分で事業を起こしたい、
そう決めて会社を退社し、日本と同じ島国の宿を見てみたいとの思いからニュージーランドへ渡りました。
約半年をかけて、ニュージーランドを始め東南アジアの5カ国ほどを周り帰国しました。
その時に自然の木を切り開拓して牧場にしていったニュージーランドの自然を見て、
古来より自然と共存してきた日本文化の素晴らしさに気づき感動しました。
さいわいふるさとの実家には広い敷地があるため、素晴らしい空間が造れるのではないかと決意し、
帰国後造園技術を学ぶべく造園屋に就職しました。
約3年半造園屋で働いた後2001年にふるさとへ帰り、まずは敷地内の整備から始めました。
小川を作ったり石を据えたり木を植えたり、少しずつ環境を整えていきました。
昔からそこにあったかのように、いろんな樹種が入り混じり季節を感じられる里山の環境を作りたい。
このコンセプトで作業を進めています。
2004年に母屋を改装し 杣人の里挽家 をオープンしました。
客室の改装前後や作庭、植栽により敷地内の時間とともに変わりゆく様を、
以下の写真とともにご覧下さいませ。
2001~2012年までに植栽した樹木は3000本を超えます。